ダルバールスクエア『ネパールに行こう!』
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これは、もっとも注意しなければならないことですが、「決して生水を飲まない」ことです。

蛇口をひねって出てくる水を、安心して飲める国はそれほど多くないでしょう。
例えキレイに見えても決して飲むことはないように。
細菌がうじゃうじゃ入っている水かもしれません。
水だけではありません。例えばレストランなんかで出てくる生野菜、これは生水で洗っていることをお忘れなく。

氷も注意しましょう。
露店のおいしそうな氷入りのジュース。
暑い日には飲んでみたくなるものですが、一旦飲んでみると後はしっかり下痢で苦しむことになるでしょう。
これは、経験者が言っているのだから間違いないです。
こうなると後の日程は本当に辛いですよ。
こういうことのならないように、食べる物はしっかりと火の通ったものを食べるようにしましょう。

以上の事を注意するだけで病気になる確立はかなり減ると思います。
ネパールは、日本と違い伝染病が多いです。
そのほとんどが経口感染、つまり病原菌が口から入ってくるものです。

また、日本人がネパールに行ってよくやる病気が「風邪」です。
日中の気温と夜の気温差が結構ある為に風邪をひいしまう人は多いようです。
日中暖かいからといって、なにも着るものを持っていかないであちこち出かけると帰ってくるときには寒く、風邪をひいてしまうかもしれません。注意しましょう。

まあ、それでも運悪く病気になってしまったときは、設備の整った病院にいきましょう。
カトマンズには、医設備の整った病院があります。
トレッキングでは「高山病」も心配です。
2500mあたりから上に行く人は可能性があります。
高く登るほど空気は減ってくるので、酸欠を起こすのです。
頭痛・不眠・吐き気・動悸・食欲不振などが出てくると要注意です。
それ以上無茶をせず、下山に努めるべきです。
少しくらい大丈夫だろうと侮っていると後で大変な目にあうことがあります。
ましてや、だれも車で助けに行くなんて不可能ですから、救援は担いでもらって降りるほかはヘリです。
その費用、馬鹿になりませんよ!! とっても高いトレッキングになります。
まだ、これはいい方で、最悪「死にます」。これは、決して脅しでありません。

健康管理には十分気をつけ無茶な行動を取らぬこと。
目新しいことばかりで、日本にいるときよりも行動的になりがちですが、疲れた体に病魔は入ってきやすいと思いますよ。



May 20, 2004