ダルバールスクエア『ネパールに行こう!』
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旅で出ると楽しくて、なかなか日本で待つ人のことを考えなくなってしまいます。

ずいぶん前、私も親にすごく心配をかけたことを思い出します。

イタリア・ローマの公衆電話で日本の自宅に国際電話をしたのですが、当時のイタリアの通貨ってのはリラ。このリラの硬貨って、日本の硬貨ほど価値はなく、国際電話をかけようものならまるで水が滴るように直ぐに落ちていくんですよね。

「もしもし、もしもし、、」と言ったところでガチャンと切れちゃった。

これがいけなかったらしい。

後で知ったことなのですが、自宅では母が大騒ぎ。何かあったに違いないと思ったらしく、大使館やらクレジット会社等いろんなところに電話をしたそうです。

当の私はと言えば、「まあ、仕方ないね。今度、またかけよう。」なんて、そのままフランスやスペインに渡っていってしまいました。おまけにジブラルタル海峡を渡ってモロッコにも行ってしまいましたから、日本にはなかなか電話が出来ない。

で、やっと戻ってきて、ドイツから電話したら母は電話に出るや否や「バカヤロー」だって。

この間約2週間生きた心地しなかったようで、本当に悪いことをしたものです。

やはりこまめに連絡を入れるべきですね。




Last Updated: May 20, 2004